海+風力発電をテーマとしてGoogle画像検索から行き着いた茨城県の海岸。
やや強い風、それを強調するかのようによく回る風車。
宇都宮からは車で4時間ほど。高速を降りてからの道は果てしなく長かった。何度も引き返そうと言われたが、戻ったらここまで来た意味が無いじゃないか。提案を優しく却下した。
波と風と、梅雨っぽい湿気で視界は良くなかったが、それも雰囲気作りには調度良い要素だと思った。
もう10年以上昔、千葉の九十九里浜で初めて感じたあの穏やかじゃない海というのがここまでつながっているんだなとか思いながらシャッターを切った。
この塔ではないな。
写真は自然とテキトーに
悪臭はそこら中に散らばった魚の死骸からだった。鳥が落としていったのだろうそれはもう誰にも処分されないのだろう。
息が詰まる悪臭に鼻をへし折られそうになりながら、少し人気のない方向に進み、ここにはここの匂いが有るのだろうとか、その雰囲気にはその場所の存在する理由が全部入っているのだろうとか考える。
海はいつの日からか泳ぐ場所から見に行く場所へ。そして撮る。
手頃なカメラを渡す。俺を撮る人がいつもいないから。
海の撮り方とは。
海はどうとっても面白い。
カメラマン海に入る。
海に入らないと、海は撮れないのだ。
いつも肌が黒く映るのやだなあと思う。
可愛い!
吾輩は猫アレルギーである。
怖い!
猫は痩せていた。痩せている方が好みだが、人に慣れているそいつらは、この先どうなるのか少し心配になった。
スリスリと寄ってくる、とてもわいい!とても可愛い!持って帰りたいが心を鬼にした。
子猫なのか、もう大人なのか、少し微妙なところ。可愛くてしょうがない。飼いたい。
それぞれの写真
良い風景だ。
波と風、一直線の海岸。自分一人のものにした気分。
散らばっているゴミは見なかったことにした。
おしまい。